京都・東九条にチームラボミュージアム 10月7日オープンへ

Date: Category:社会 Views:2 Comment:0

壁に現れる、草花が延び、花を開き、花弁を散らし、枯れていく映像作品(作品名未定)=京都市南区で2025年8月5日午後0時34分、南陽子撮影 拡大
壁に現れる、草花が延び、花を開き、花弁を散らし、枯れていく映像作品(作品名未定)=京都市南区で2025年8月5日午後0時34分、南陽子撮影

 京都市南区東九条に10月7日、「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」がオープンする。デジタルアート集団「チームラボ」(東京)が常設する体験型アートミュージアムで、日本では3館目。東京にある2館は年間来場者が計400万人に上り、京都市は東九条での「文化芸術のまちづくり」の推進拠点として期待を寄せる。

 京都駅から東南へ徒歩10分圏内に建設された4階建て。チームラボによると、延べ床面積は約1万平方メートルと国内最大となり、日本初公開の空間作品を含め「数十」の作品の制作を進めているという。

せっけんの泡が舞い上がり、形を変えていく作品「Massless Amorphous Sculpture」。レインコートやマスクを身に着けて観賞する=京都市南区で2025年8月5日午前11時16分、南陽子撮影 拡大
せっけんの泡が舞い上がり、形を変えていく作品「Massless Amorphous Sculpture」。レインコートやマスクを身に着けて観賞する=京都市南区で2025年8月5日午前11時16分、南陽子撮影

 このうち7作品が5日、報道機関などに公開された。日本初公開となるのは、鏡の空間をせっけんの泡で満たし、舞い上がらせ、浮かばせ、形を変化させていく「彫刻」の作品。チームラボは近年、特別な環境をつくることで変わり続ける「連続の美」を生み出すことをテーマにしており、輝く無数の球体の塊が風の力で形を変えていく作品もあった。

 市はチームラボが代表の事業組合と2022年5月、5093平方メートルの市有地を60年間貸し出す契約を結んだ。市有地はかつては住宅密集地で、住民の生活環境を改善するため買収を進め、02年以降は公園や広場にすることを想定していたが、活用に方針転換した。ミュージアムの北側の1486平方メートルについても同じ事業組合に60年間貸し出し、26年冬にアートギャラリーやカフェが開設される予定。【南陽子】

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.