8月8日は「世界猫の日」 保護猫支援でチャリティーイベント

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チューブタイプのペットフード「極上ナチュラルチキンペースト」を開発した「ラシャトン」と新井ミホさん(左)とスタッフの坂元チカコさん=東京都新宿区の伊勢丹新宿店で2025年8月6日、川端智子撮影
チューブタイプのペットフード「極上ナチュラルチキンペースト」を開発した「ラシャトン」と新井ミホさん(左)とスタッフの坂元チカコさん=東京都新宿区の伊勢丹新宿店で2025年8月6日、川端智子撮影

 8月8日は「世界猫の日」。動物愛護団体「国際動物福祉基金」が、人間と猫の友情を深め、猫に安全な生活を与えようと2002年に定めた記念日だ。記念日にあわせ、東京・新宿でイベントが開催されている。

 伊勢丹新宿店では、保護猫支援ブランド「ラシャトン」(東京都渋谷区)が「幸せのバトンをつなぐ! 猫犬だすけの輪」を開催中だ。ラシャトンの看板商品、合成添加物不使用でチューブタイプのペットフード「極上ナチュラルチキンペースト」(7袋1309円・税込み)や、薬品もアルコールを使わない「水の除菌消臭スプレー」(1650円・同)などを販売、売り上げの一部を保護猫支援へ寄付する。

 ラシャトンを主宰する新井ミホさん(53)は、42歳の時に出会った保護猫をきっかけに支援に関心を持った。当時13年間飼っていた猫を失い、深刻な「ペットロス」に陥り落ち込む新井さんを心配した知人が1カ月後、オスの保護猫を紹介してくれ飼うことになった。保護猫をグリと名付け迎え入れると、それまで毎日自然と流れた涙がぴたりと止まったという。

 「猫は人に幸せをもたらしてくれる」と確信した新井さんは「捨てられたり、飼い主が見つからなかったりする保護猫に恩返ししたい」。もともとオーガニックやナチュラルな化粧品を専門とするPR会社を経営しており、培ったマーケティングとブランディングの知識を生かして「楽しく買い物して動物たちの助けに」をモットーに16年、ペットブランド「ラシャトン」を立ち上げた。

チューブタイプのペットフード、「ラシャトン」の「極上ナチュラルチキンペースト」=東京都新宿区の伊勢丹新宿店で2025年8月6日、川端智子撮影
チューブタイプのペットフード、「ラシャトン」の「極上ナチュラルチキンペースト」=東京都新宿区の伊勢丹新宿店で2025年8月6日、川端智子撮影

 合成添加物不使用、人間が食べられる加工工程(ヒューマングレード)など、徹底的にこだわったペットフードを開発。原材料の鶏肉はニュージーランド産で放し飼いされたもの、米粉もオーガニック食品ブランドが栽培したものを使用している。「顧客」には猫だけでなく、犬もいるという。

 1本200円弱の「高級おやつ」だが、売り上げは寄付に回していることもあり「全然もうからないの」。それでも新井さんは「少しでも多くのペットが幸せに、健やかに過ごしてほしい」と柔らかな笑顔を見せた。

 イベントは伊勢丹新宿店本館地下2階ビューティアポセカリーで12日まで。イベント終了後も伊勢丹で販売しているほか、ラシャトンのホームページ(https://lachaton.jp/)からも購入が可能だ。

 また、小田急百貨店新宿店7階のイベントスペースでは、11日まで「新宿にゃあ博」を開催、猫をテーマにしたアーティストの作品を販売する。19店舗が出店し、雑貨やアクセサリー、Tシャツなど、猫にまつわる多種多様なアイテムが集合している。1レシート3000円(税込み)以上の買い物で、各日先着100人に「オリジナルうちわ」をプレゼントする。また、各日先着300人にイベント限定の「オリジナルステッカー」を提供する。くわしくは、https://www.odakyu-dept.co.jp/shinjuku/event/cat.html

 ちなみに日本の猫の日は2月22日で、猫の鳴き声「ニャン・ニャン・ニャン」のごろ合わせだ。1987年、一般社団法人ペットフード協会と全国のペット愛好家らが制定した。【川端智子】

<写真まとめ>極上こだわりペットフードを食べる猫

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