綾羽監督「空にある月を見なさい、ツキが向いてくる」 夏の甲子園

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【綾羽-高知中央】綾羽の千代純平監督=阪神甲子園球場で2025年8月8日、長澤凜太郎撮影 拡大
【綾羽-高知中央】綾羽の千代純平監督=阪神甲子園球場で2025年8月8日、長澤凜太郎撮影

 第107回全国高校野球選手権大会は第4日の8日、春夏通じて初出場の綾羽(滋賀)が延長十回タイブレークの末、高知中央に6―4で勝ち、初勝利を挙げた。

 試合後の綾羽の千代純平監督の主な談話は以下の通り。

綾羽・千代純平監督

 試合までの時間の振れ幅が大きくて調整が大変だったというのはあります。

 でもそれは我々がコントロールできることではないので、という考えもありました。

 試合の序盤は、かなり試合開始を待ったからか、気持ちが落ち着かない選手もいました。なので試合中にタイブレークや継続試合のことは何も話さなかったです。

 (結果的に十回で試合を決める形になった)十回のうちの打順の始まりが1番から。「打順が上位に回ったらなんとかできる」というのがチームの合言葉でもあるので、良いふうにとらえていました。

 (ここまで遅い時間に野球をした経験は)ないですね。なので九回に入る時に選手全員を集めて「空にある月を見なさい、甲子園で野球をしながら月が見える経験なんてないよって話しながら、ツキが向いてくるよ」なんて言ったら、追いつけたので良かったです。

 (1番の北川陽聖選手が自身6打席目で勝ち越しの2点三塁打)5打席目の四球が、ベンチから見ていて良いタイミングが取れているなと思いました。

 あの四球で終わると絶対に悔いが残ると思ったので、「もう、お前、打たせるからしっかり振れ」って伝えて送り出しました。

 (タイブレークに大量4得点)取れる時にがちっと点を取りに行くのがスタイルです。1、2点では勝てるチームではないのは分かっているので。ずっとそういうチーム作りをしてきたので、ここは攻める時だと心を決めて行きました。

 (勝利で初の校歌を聞いた感想)本当に感無量でした。遅い時間なのに多くの方がスタンドに残ってくれて、感謝の思いでいっぱいです。

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