火事場で600万円窃盗 元捜査1課警部起訴内容認める 「将来不安」

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東京地裁=東京都千代田区で、米田堅持撮影 拡大
東京地裁=東京都千代田区で、米田堅持撮影

 火災現場の捜査中に見つけた現金を盗んだとして、窃盗罪に問われた元警視庁捜査1課警部、政野亮二被告(51)=懲戒免職処分=は12日、東京地裁であった初公判で起訴内容を認めた。

 政野被告は、2022年10月~25年1月に東京都内で起きた3件の住宅火災現場で、捜査中に見つけた現金計約600万円を盗んだとして起訴された。

 警視庁によると、1月に外部から匿名の情報が寄せられて発覚した。その後の捜査で、政野被告が起訴された分を含め、22年10月~25年2月に都内で起きた8件の火災の現場で計約900万円を盗んだことが判明した。

 政野被告は取り調べに対し「お金がいくらあっても将来のことを考えると不安になる」と供述したという。

 政野被告は20年9月から捜査1課に所属し、火災現場の捜査を担当する係長だった。24年春には卓越した技能を後輩に継承する技能指導官に指定されていた。警視庁は監督責任があったとして、直属の上司だった管理官3人も口頭で注意した。【安達恒太郎】

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