全国高校野球選手権大会は第7日の12日、阪神甲子園球場で2回戦があり、東大阪大柏原は尽誠学園(香川)に0―3で敗れ、14年ぶりの勝利とはならなかった。
東大阪大柏原・土井健大監督の試合後の主な談話は次の通り。
東大阪大柏原・土井健大監督
(失点した五回は)申告敬遠をして(野手の)ポジショニングをもっと極端に前にするつもりでしたが、中途半端な指示になってしまいました。(打球が)頭を越されてもいいよと指示を出していれば、申告敬遠の後の安打は防げたかなと思っています。
<主将の竹本歩夢捕手が試合前々日に左手を痛め、この日は途中交代>
できるところまでキャプテンとしてグラウンドに立ちなさいということを言いました。彼らがつかんだ舞台なので、グラウンドに立たさせてあげたいなという思いと、無理をさせて今後の野球人生に響いても、というところで。本人が一番悔しかったと思うんですけど、(野球は)一人でやるものじゃないので、チーム全体でやることなので判断しました。
<竹本主将はできることを最大限にやった>
キャプテンとしてこの夏成長してくれたなと思います。勇気を持って「もう限界です」ということも言えた。絶対無理だけはするな、一人じゃないよっていうことを言ってきたので、最後に勇気を出してキャプテンらしくコミュニケーションを取れた。すごい勇気のある行動やったなといます。最後、一緒にこの夏、終わりたいなと思ったので、代わってからは竹本を伝令に行かせました。
<竹本捕手が交代後は武田龍太捕手がマスクをかぶった>
武田は「ごめん」みたいなことを言っていたんですけど、僕からしたら準備ができていないとあそこまで堂々とワンバウンドを止めたり、試合を五回から作ったりすることはできなかったと思うので、努力のたまものかなと思っています。
<終盤には攻撃でチャンスを作った>
一本欲しいし、勝ちたかったし、同点にしたかったしっていうところで、なんとか大阪大会の雰囲気のタイブレークに持ち込めへんかなと希望を抱きながらやったんですけども、相手の気持ちの方が上回ったかなと。
(尽誠学園の)ライトの素晴らしいファインプレーもあって、(東大阪大柏原の)ベンチも相手のライトの方に拍手をしていました。今まで言ってきた相手を称賛するというところに関しては「ナイスプレー」と自然に声が出ていました。あのワンプレーは大きかったと思います。
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