大阪・関西万博の会場がある人工島の夢洲で、大阪メトロ中央線の電車が運転を見合わせるトラブルが起きました。多くの来場者が帰宅できず、会場で一夜を過ごすことになりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「万博で地下鉄停止 来場者はどうなったのか」を解説します。
Q 大阪・関西万博で電車が止まったって聞いたよ。何があったの?
A 13日夜、夢洲にある万博会場に乗り入れる大阪メトロ中央線で、電車が運転を見合わせるトラブルが発生しました。
Q 会場にいた人たちはどうしたの?
A 帰宅できなくなった来場者は、会場内のベンチや芝生、パビリオンの床などで一夜を明かしました。
Q 会場ではどんな様子だったの?
A 開放されたパビリオンや芝生で寝転がる人や、段ボールを布団代わりにする人など、さまざまな方法で朝まで過ごしていました。
Q スマートフォンの電池が心配になるよ。
A モバイルバッテリーを持っていなかった女性は、スマホの充電が少なくなり、インターネットで情報を調べるのを控えていました。「運転再開のめどを伝えるアナウンスもなく、不安だった」といいます。
Q 疲れてしまった人もいそうだよ。
A 来場者の一人は「東ゲートと夢洲駅の間で人があふれ、体調不良者が続出したのはまずかった。万博協会はチケット代を払い戻してほしい」と訴えています。
Q 専門家はなんて言っているのかな。
A 交通政策論が専門で関西大の安部誠治名誉教授は「来場者が判断できるよう、万博協会は情報をきめ細かく提供する必要がある」と指摘しています。
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