
中国政府は20日、抗日戦争勝利80年記念の9月3日の軍事パレードを前に、中国軍兵士が北京市郊外の軍事施設で訓練する様子を、一部の海外メディアに公開した。AP通信は、音楽隊の演奏や儀仗(ぎじょう)隊の行進の写真を配信した。
軍の担当者によると、本番のパレードは北京中心部の天安門広場などで約70分間、実施される。兵士1万人以上が参加し、100機超の航空機や、軍用車両などの地上装備も数百台が登場する予定だ。無人航空機(ドローン)や極超音速兵器など、最新兵器も公開される。8月にはリハーサルも行われた。
今年の軍事パレードを巡っては、ロシアのプーチン大統領ら各国首脳の出席が取り沙汰されている。中国外務省の毛寧報道局長は20日の記者会見で、誰が参加する予定かとの質問に対し「適宜、情報を発表する」と述べた。【北京・畠山哲郎】
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