
三菱商事や中部電力などが秋田、千葉両県の計3区域で進める洋上風力発電所の建設計画を巡り、一部工事を引き受ける予定だった鹿島が離脱したことが22日分かった。複数の関係者が明らかにした。建設費用が想定より膨らみ、採算確保が難しくなったためとみられる。三菱商事連合は資材や人件費の高騰、金利上昇などを理由に事業の再評価を進めてきたが、鹿島の脱退で計画修正が不可避となった。
3区域は「秋田県能代市、三種町および男鹿市沖」と「秋田県由利本荘市沖」、「千葉県銚子市沖」。三菱商事や中部電力子会社の電気設備大手シーテック(名古屋市)などでつくるコンソーシアムが受注した。
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