「命のビザ」杉原千畝の人道博愛精神 万博で高松の高校生が訴え

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杉原千畝(右)と幸子さん夫妻。1939~40年のリトアニア・カウナス駐在時代に撮影されたとみられる=NPO法人「杉原千畝命のビザ」提供
杉原千畝(右)と幸子さん夫妻。1939~40年のリトアニア・カウナス駐在時代に撮影されたとみられる=NPO法人「杉原千畝命のビザ」提供

 第二次大戦中に「命のビザ」で多くのユダヤ人を救った外交官、杉原千畝(ちうね)(1900~86年)の妻幸子(ゆきこ)さん(1913~2008年)の母校・香川県立高松高(高松市)の生徒が7月3山通運本社にリトアニア名誉総領事館展示室1日、大阪・関西万博で「杉原夫妻から学び、広がる平和へのメッセージ」をテーマに発表する。

 高松高は22年度から3年間、三菱みらい育成財団の助成を受け、杉原夫妻の功績や平和について学ぶ人道プログラムに取り組んできた。その集大成とも言える発表当日は千畝の命日にあたり、生徒たちは「世界で今も争いが絶えない中、杉原夫妻が貫いた人道博愛精神の大切さを訴えたい」と意気込んでいる。

「アウシュビッツ」訪問の経験も

 高松高が出場するのは、学校でのさまざまな研究活動の成果を万博の舞台で発表するイベント「高校生MIRAI万博」の第1部。同財団の主催で、応募があった全国の助成対象校364チームから書類・面接審査を経て高松高など20チームが選抜された。

 開催日は万博の「三菱パビリオンデー」に合わせたもので、偶然にも千畝の命日と重なった。

 発表するのは…

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