「熱心だから」で守られる教員 内密に処理されやすい子どもへの性暴力

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小学校の教室=斎藤文太郎撮影
小学校の教室=斎藤文太郎撮影

 教員による盗撮など性暴力事案が相次いで発覚している。

 中学校の教員として約30年間勤務し、現在はNPO法人「SSHP(スクール・セクシュアル・ハラスメント防止)全国ネットワーク」代表として学校で発生した性暴力被害などの相談に応じている亀井明子さん(78)の目に、この現状はどのように映っているのか。

 被害を受けた子どもの心身への影響や必要な対策についても尋ねた。【聞き手・木原真希】

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被害は何倍もある

 ――教員による性暴力事件が相次いでいることについて、どのように受け止めているか。

 ◆私からすると、何を騒いでいるのかと思う。

 これまでも教員による性暴力はざらにあったのに、教育関係者がきっちりと対応してこなかったために、また起きたのだと思っている。

 警察に届けず校内で収めてしまうなど、事件化されてこなかったものも多々あるはずだ。表になっていない被害は何倍もあると思った方がいい。

 ――なぜ学校での被害を内輪で収めるのか。

 ◆教員自身が教職の立場にあることを自覚せずに、子どもを懐柔しているからだ。

 児童生徒の側は、教員から特別扱いを受けることはうれしいと思ってしま…

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